オーファンブロック(孤立ブロック)
オーファンブロック(孤立ブロック)とは、ブロックチェーンのブロックが連なって行く過程で、孤立してしまったブロックのことです。
ブロックチェーンは、トランザクション(取引データ)がブロックに保存されると、次の新しいブロックを生成してデータの書き込みを始めます。
その時、通常は1つのブロックだけを新しく生成するのですが、稀に2つ以上のブロックが生成されてしまうことがあります。
この正しく生成されなかったブロックのことをオーファンブロック(孤立ブロック)と言います。
このオーファンブロック(孤立ブロック)が発生する様子は、Blockchain.infoでみることができます。
オーファンブロック(孤立ブロック)を見てみる
孤立ブロック – Blockchain.infoオーファンブロック(孤立ブロック)は、使われることがなく、破棄されてしまいます。
ただし、オーファンブロック(孤立ブロック)に誤って書き込まれてしまったトランザクション(取引データ)も、いずれは正常なブロックに書き込まれるので、
「オーファンブロック(孤立ブロック)に書き込まれたから取引が成立しなかった」
ということはありません。
なぜオーファンブロック(孤立ブロック)ができるのか
オーファンブロック(孤立ブロック)ができる理由は、マイナーによるブロックの生成のタイミングが重なってしまうことにあります。
ブロックチェーンはマイナーと言われる、データの書き込みを行う複数のマシンによって運営されています。
通常は、マイニングに成功するマシンが1者(あるいは1集団)ですが、稀に同時に2者が成功してしまうことがあります。
この時、ブロックの生成も同時に行われてしまうため、オーファンブロック(孤立ブロック)ができます。